こども予防接種クリニック

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当院での食物負荷試験について

宮崎県内で食物負荷試験を行っている施設は数施設しかありません。
宮野がここ数年で行った年間実施件数は50〜100件程度です。
アナフィラキシーは年間1件程度発生しますがこれまでは院内で全て対応し、高次医療機関搬送に至った例はありません。(井上病院で行った私が行った実績)
当院での食物負荷試験は外来で行っています。
食物負荷試験は、月曜日・火曜日・(木曜日=予備日)に行っています。
当院で乳児期から予防接種を行っている患者様は、紹介状は不要です。
月曜日は紹介状のない患者様用
紹介状持参の患者様や、当院で乳児期から予防接種を行っている患者様は、月曜日だけでなく、火曜日にも受けることが出来ますし、
緊急性などがある場合は木曜日にも受けることが出来ます。
2〜3か月先まで予約が一杯の状況が続いています。

負荷試験は9時に来院してもらい12時から13時ごろに帰宅できます。
完全予約制で、1日1件しか行えません。
食物アレルギーの正しい診断は食物負荷試験を行わなければできません。
除去されている食物が安全に食べられるようになることが食物負荷試験の目的です。
食物負荷試験により、少量でも食べられることが分かれば、少量ずつ食べることで、食物アレルギーは少しずつ治ってきます。
食物アレルギーと他院で診断され、除去を行っている場合は当院にご相談ください。



食物負荷試験のおおまかな手順
  1. 食物除去に至った理由をはっきりするため、かかりつけ医で診療情報書を発行してもらい当院へ受診する。(発行してもらえない場合は当院へ直接受診して下さい。)
  2. ※紹介状の無い場合は、月曜日しか負荷試験を受けることが出来ません。
    ※申し訳ありませんが、紹介状のある児や、当院で予防接種を受けている児を優先しています。
  3. 1回目の受診では、食物負荷試験の説明を行い、計画を立てる
  4. 2回目の受診日にて食物負荷試験を行う。
  5. 9時から食べ始め、20分毎に数回食べ、最終負荷から2時間院内で待機してから帰宅。
    (12〜13時になります。)
  6. 負荷試験で何も症状がでなくても2〜3日後に3回目の受診。
    (その時に診断書を渡します)
  7. 問題なければ、除去の解除(自由に食べられるようになる)
    なんらかの症状が出た場合は、症状がでない範囲までの部分解除となる。
  8. 部分解除となった場合は3〜4か月以上たった後に再度負荷試験を行う。
ただし、これまでアナフィラキシーと診断されている方は、
当院で食物負荷試験を行えない場合がありますので、ご了承ください。