こども予防接種クリニック

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子宮頸がん予防ワクチン
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(小学6年〜高校1年の女子)


受けるべきかどうかは、厚労省発行の別添1 リーフレット「HPVワクチンの接種を検討しているお子様と保護者の方へ」をよく読んでから判断してください。
当院の方針はできれば接種すべきものと考えています。


A『HPVは広くまん延しているウイルスであり、我が国では年間約10,000 人が子宮けいがんにかかり、それにより 約2,700人がなくなられるなど重大な疾患となっています。』
B『HPV ワクチンの接種により、10 万人あたり 859 〜 595人が子宮けいがんになることを回避でき、また、10 万人 あたり 209 〜 144 人が子宮けいがんによる死亡を回避できる、と期待されます。』
C『平成 29(2017)年 8 月末までに報告された副反応疑いの総報告数は 3,130 人(10 万人あたり 92.1 人)で、うち 医師又は企業が重篤と判断した報告数は 1,784 人(10 万人あたり 52.5 人)です。ただし、接種後短期間で回復した失神等も含んだ数です。』
延岡市の1学年は、およそ900〜1000人であり、その半分は女子とすると、
(約20学年分の1万人でおよそ700人の子宮けいがん回避、17人の死亡回避)
(約20学年分=1万人での重篤な副反応は約5人)
→1学年の約500人では35人の子宮けいがん回避、約1名の死亡を回避が期待されることになります。

上記A・B・Cは何れも、厚労省パンフレットより抜粋

具体的な接種の方法
@-a 『2価HPV』1回目→1か月あけて2回目→6か月以上あけて3回目  
@-b 『4価HPV』1回目→2か月あけて2回目→6か月以上あけて3回目

A『日本脳炎』を4回目まで接種できていなければ、接種してください。
 (この学年は特例対象者のため、日本脳炎の接種もれがあっても必要本数接種できます。ただし、20歳になる前日まで)

日本脳炎以外の接種もれがあった場合は、すべて自費になります。

ヒトパピローマウイルスワクチンの積極的勧奨の差し控えについて

現在も定期接種であることは変わりないのですが、
市町村が、積極的に接種を勧めるような広報活動を中止しています。
その理由は接種部位以外の体の広い範囲で持続する疼痛の副反応症例等について十分に情報提供できない状況にあることから、接種希望者の接種機会は確保しつつ、適切な情報提供ができるまでの間は、積極的な接種勧奨を一時的に差し控えるべきとされました。
以下は平成30年1月18日厚労省が発行したもの
別添1 リーフレット「HPVワクチンの接種を検討しているお子様と保護者の方へ」
別添2 リーフレット「HPVワクチンを受けるお子様と保護者の方へ」
ヒトパピローマウイルスワクチンは接種者が極端に少なく、
在庫が少ないため接種希望者は、事前にご連絡していただけると助かります。
こども予防接種クリニック(0982-20-8175)